■ADHD大ちゃんの診断改善日記:2017年10月10日
朝は連休も終わったので、2度寝は無し。
7時に起きて、日課の開始。
筋肉痛も治まったみたいで、体の調子は悪くない。
外は清々しい晴れ模様で空気も美味い。
朝早いと空気が美味しく感じるが、
時間が経つにつれて薄れて行く。
まるで、世の中の人が空気を吸う事で、綺麗な酸素が減っていく様に思ってしまう。少しでも多くの酸素を取り込もうと、
取り合っている様に感じた。
ふと、以前仕事をしていた時の息苦しさを思い出す。
忌み嫌うあの職場はもう無いというのに。
でも、無ければ無いで、少し寂しいと思うのは何故だろう。人間関係は上手くいってなかったが、
ある程度自由に仕事が出来ていた事や、
事務の仕事が向いていたからかもしれない。
過去の自分と今の自分を比較して、今更こんなことを思ってしまう。そういえば、私は仕事について殆ど教わった事が無い。
というか、分からない事はネットで調べ自分で解決して来た。
人に教わるより、自分で調べて解決する方が向いているからだ。
つまり、
殆ど独学で資格とは無縁である。私にとって資格は履歴書に書ける評価の基準位と考えていて、
分からなければ調べて、その時々で解決して来た。
なので、知識に偏りもあるし、広く浅くが私の本質と言えるだろう。
何れにしても、社会人として中途半端なのだ。同じ職場で長く時間をかければ、ある程度万能にはなれるが、
普通の会社では通じないだろう。
それが私だ。躁鬱が治ったとしても、ADHDが治るわけではない。
今までの働き方では、仕事は続かないだろう。
また仕事を辞めたいと、思うかもしれない。
ADHDの不注意で、仕事のミスが増えるかもしれない。
全く違う仕事を、探さなければいけないかもしれない。
私の働き方は通用するのか?ADHD疾患者に需要はあるのか?考えれば考えるほど、鬱になりそうだ。
だから、毎日日課を行う事で、紛らわせている。
仕事をしている感を得れるからだ。
生産性(給料)は無いが、「未来への投資」と考えて、
前向きに捉えるようにしている。
何事もポジティブに考える方が、
より良い未来(私に向いている仕事)を引き寄せると信じて、
今日も頑張る。【午後】
午後は、病院だ。
3週間ぶりの通院となる。
自分が、「少しでも改善したのか?」気になるところだ。
午前で日課は終わらせ、準備も万端でいざ出発。
バスに揺られ、久々の駅前だ。
時間帯的に、学生や仕事中の人が目立つ。
自分は私服(ADHDと躁鬱)で、他の人(社会人)は、何か役目を持っている人。
劣等感というか疎外感を感じる・・・が、今は仕方ない。
途中、コンビニで日課の事や、
体調面について印刷を行おうと寄ったが、
日々の日記の印刷ページ数が50ページ超えてた・・・
「これ、印刷しても先生(医師)は、読まないのでは?」というか、流石に迷惑だろうと日記の印刷は止めておいた。
数分して病院へ到着。
呼ばれるには、まだ時間があるので、
話す内容を考えていたが、上手くまとまらない。
伝えたい事は3つ。① 今後の仕事のことで悩んでいる(一般雇用か障害者雇用)
② 家族と接触を持つことで問題があるので、改善の為に部屋に引きこもってる
③
・・・・・・・・・・・・だぁーーー!!また、忘れた!!3つ目、3つ目・・・「なんだっけ!?」さっきまで、覚えていた事が、一気にあやふやになる。
ADHDの特徴のひとつ、不注意だ。
何か切っ掛けがあれば思い出すのだが、メモらないとやっぱ駄目だな(泣)
思い出そうとしているうちに、先生に呼び出され、
最近の状態を伝える。
①と②については伝えたが、③が思い出せない。
とりあえず、以前行っていた心療内科の診断書を渡して、誤魔化した。
診断書は、「うつ病」と「適応障害」の症名が載っている。
診断日時が2年以上空いており、担当の先生も異なる。
先生に、何で診断書を貰って来たか聞かれたので、
今の状態の参考になればと考え、貰って来た旨を伝えた。
見た感じは、なるほどと言う感じで確認してたと思える。
②については、一緒に居ると母や妹と言い合いになってしまう為、
状況を悪化させない為、回復に努める為、部屋に引きこもっている事を伝えた。
特に言及はされなかったので、経過を診てみるという感じだろう。
①については、仕事が出来るならやってみても良いとのこと。
まるで、「仕事が出来るならやってみろ」的な印象を受けた。
躁鬱の状態で、まともな判断が出来るわけもない。
通勤すらも耐えられないだろう。
見透かされた気分である。先生が真剣な雰囲気になり伝えて来た。
「一般雇用でも障害雇用でも、決めるのはあなただ」「どんな仕事が向いているか、職業訓練を受けてみては?」「でも、決めるのは自分だ」言葉が心に突き刺さる。分かっている。
分かっているのだが、自分で決めれない・・・自分で決めれない事も辛いが、何の仕事が向いているのか分からない。
自信を付けようと、日課も頑張っている。
でも、自信が持てない。挫けそうになる。
先生の意見は至極もっともだし、
私自身も問われれば、私も同じ様に言うだろう。
単に、
後押しが欲しかったのかもしれない。
でも、先生は絶対に選択の答えを言わないと思った。
一般雇用についても、余程仕事が合わなければ難しいし、対人関係も大変だ。
障害者雇用についても、やりがいや待遇面で合わないかもしれない。
結局、自分の選択(向いている仕事)を、他者に頼っていただけなのだろう。私がどういった選択をするかは、私が決めるしかないのだ。
午前に悩んでいた
『自分の今後の人生』が圧し掛かる。
そして、診療所を出て家路につく。
もっと、自分と向き合う必要がある。
そして決断するための材料を探そう。
私は、私が思っている以上に、自分のことを分かっていないのかもしれない。そういえば、先生に日記を付けていることを伝えたら、「良いことだ」と褒められた。
嬉しかった。今後も続けていこう。